施設長あいさつ


施設長 米田香代子

社会福祉法人清流「可部つちくれの家」は、今は亡き、地域の堤下清登氏に土地の無償提供して頂いたこの地に誕生し、これまで地域の方々をはじめ、社協等関係機関の多大なる協力を得るなかで、丸14年を迎えることができました。
 この間、利用者や保護者を取り巻く社会福祉政策の動向は激しく変化をしてきました。
 平成16年には障害者自立支援法が成立し、国は「応益負担」「利用契約」「出来高払い」の導入を行いました。これは、特に憲法第13条、第14条、第25条及びノーマライゼーションの基本理念等に反するものであり、障がい者、家族、施設関係者に対し多大な混乱と生活への悪影響を招くことになりました。
 その後政権が代わり、障害者自立支援法を廃止し新たな総合的な福祉政策を実施するとの方向になり、新政府は平成23年8月30日にこれまで一貫して採用してきた政策の基本的な『障がい者支援を、自己責任・家族責任として』という考え方を『社会的・公的な責任に』切り替えると画期的な骨格提言を行いました。
 しかし、その後再び政権が変わり残念なことに、財源問題を理由に新しい総合的な福祉制度は実現することなく平成24年6月20日、現在の「障害者総合支援法」が国会で可決成立してしまいました。
 このような障がい者、家族、施設関係者にとって困難な社会的状況のなかで、平成26年1月に、国は障害者権利条約を批准しました。
 これは障がいのある人・その家族・関係者にとっては朗報であり、障がいのない人と平等で公平な「当たり前の生活」を保障するための公的責任が明確に打ち出されることへ期待が高まっています。
 このような現状下、10年の節目を迎える社会福祉法人清流・可部つちくれの家は「生活介護事業」を開始することになりました。
 法人清流は一法人一事業から脱し、遠くない将来、保護者の強い願いである「短期入所事業(ショートステイ)」を始め、様々な多機能事業を開設できる法人作りに向け、新たなスタート地点に立ったといえるでしょう。

① 安定した経営を中心に具体的な長期・短期の将来構想計画策定。

② 利用者自身が地域に積極的に係り、地域に信頼される施設作り。

③ 利用者が共に生活や就労するなかで、互いにその人なりの成長・発達を遂げ人生の主人公として各自が自己実現できる環境の保障。

④ 国民として「当たり前の生活」やいつもと違う特別な「ハレの日」も保障できる所得補償。

⑤ それらを実現可能に導ける主体者としての職員育ち。

⑥ 福祉の動向に目を向け、他施設との必要な連携を図り、広い視野から問題点や課題を捉え理解できる職員育ち。

⑦ 施設作りや自立に向けた利用者育ちへの理解と協力の構築等に向けて、職員と利用者そして保護者が共に手を繋ぎ、相互に一歩いっぽ努力していける法人作りをめざしていきたいと思っています。

クラス案内

いろいろな力を持った仲間たちが、社会参加に向け、日々がんばっています。
具体的には建設部材の組み立てや太陽光発電の部材の作成などの仕事をしています。
チームワークを大切にしながら、みんなで成長していくことを大切に、毎日を一生懸命がんばっています。

笑顔の絶えない、仲間たちでいっぱいのクラスです。
さくらのクラスと同じく、建設部材の組み立てなどの仕事をしています。
つちくれの仲間皆んなに言えることですが、のぞみのメンバーひとりひとりが、仕事をやり終えた時には、全員の瞳がキラッと輝いています。

生活介護のクラスです。「人間は何歳になっても発達できる」という観点から、いろいろな取り組みを実践しています。仲間とお豆腐を作ったり、花を育てたりする中で、いろんな発見をしています。「人は何歳になっても、成長もすれば発達もする」
そのような現場に直面するたびに仲間から職員は元気を貰っています。

米粉の入ったパン作りをしています。
オーストリアウィーン国立製菓学校副校長をしておられた、泉原先生のご指導のもとに、パン作りやお菓子づくりを、皆んなとしています。
お客様にパンやお菓子を食べて頂き、「おいしいね!」と喜んでもらう姿を見ることが、仲間の一番の喜びです。
更においしいパンとお菓子づくりを目指して、精一杯仲間全員でがんばっています。

グループホームの「リボン」です。「ReBorn」… ”再び誕生する”という意味があります。ねがい通り、リボンで仲間が成長し、「素敵な人生を過ごしていける場所」 になりました。