理事長あいさつ


理事長 栗栖小枝子

「清流つちくれの家」が昨年開設14周年を迎えました。
広島市安佐北地域の方々や保護者の力強い支えと暖かい支援が有ってここまで来ることができました。
作業所の仲間も増え平成26年11月から生活介護事業「いきいき」が開所されました。障害を持つ仲間にとっても、保護者の方にとっても、地域社会の中でも「清流つちくれ」がなくてはならない場所になっています。
今後、更に、人生を共に豊かに生き社会とつながっていく場所として発展していくことを願っています。
まだまだ課題は沢山有りますが、仲間が明日の自分を目ざして生きていけるよう努力していきたいと思います。
清流つちくれは

  1. 仲間と一緒に働く場であり、ここに通うことが楽しく、生き甲斐となり誇りに思える場であること
  2. 例え親と一緒に住んでいても、昼間は家族以外との関りの中で、自分以外の他者を信頼し、人と人との中で生きて、その関りをとうして豊かに成長し心豊かな暮しをめざす。
  3. 自分でできることは自分でしつつ、場面や状況によって人を頼ったり、手伝ってもらったりできる力をつける。
    他の人との関係を広げることは、生きる力につながるので、そのことを自分で決めていけるようになっていく。

以上を目標に運営していきます。また将来のことを考え、グループホーム等で暮らしていける力、余暇を仲間と楽しむ力などをつけていけたらいいですネ

施設長あいさつ


施設長 米田香代子

社会福祉法人清流「可部つちくれの家」は、今は亡き、地域の堤下清登氏に土地の無償提供して頂いたこの地に誕生し、これまで地域の方々をはじめ、社協等関係機関の多大なる協力を得るなかで、丸14年を迎えることができました。
 この間、利用者や保護者を取り巻く社会福祉政策の動向は激しく変化をしてきました。
 平成16年には障害者自立支援法が成立し、国は「応益負担」「利用契約」「出来高払い」の導入を行いました。これは、特に憲法第13条、第14条、第25条及びノーマライゼーションの基本理念等に反するものであり、障がい者、家族、施設関係者に対し多大な混乱と生活への悪影響を招くことになりました。
 その後政権が代わり、障害者自立支援法を廃止し新たな総合的な福祉政策を実施するとの方向になり、新政府は平成23年8月30日にこれまで一貫して採用してきた政策の基本的な『障がい者支援を、自己責任・家族責任として』という考え方を『社会的・公的な責任に』切り替えると画期的な骨格提言を行いました。
 しかし、その後再び政権が変わり残念なことに、財源問題を理由に新しい総合的な福祉制度は実現することなく平成24年6月20日、現在の「障害者総合支援法」が国会で可決成立してしまいました。
 このような障がい者、家族、施設関係者にとって困難な社会的状況のなかで、平成26年1月に、国は障害者権利条約を批准しました。
 これは障がいのある人・その家族・関係者にとっては朗報であり、障がいのない人と平等で公平な「当たり前の生活」を保障するための公的責任が明確に打ち出されることへ期待が高まっています。
 このような現状下、10年の節目を迎える社会福祉法人清流・可部つちくれの家は「生活介護事業」を開始することになりました。
 法人清流は一法人一事業から脱し、遠くない将来、保護者の強い願いである「短期入所事業(ショートステイ)」を始め、様々な多機能事業を開設できる法人作りに向け、新たなスタート地点に立ったといえるでしょう。

① 安定した経営を中心に具体的な長期・短期の将来構想計画策定。

② 利用者自身が地域に積極的に係り、地域に信頼される施設作り。

③ 利用者が共に生活や就労するなかで、互いにその人なりの成長・発達を遂げ人生の主人公として各自が自己実現できる環境の保障。

④ 国民として「当たり前の生活」やいつもと違う特別な「ハレの日」も保障できる所得補償。

⑤ それらを実現可能に導ける主体者としての職員育ち。

⑥ 福祉の動向に目を向け、他施設との必要な連携を図り、広い視野から問題点や課題を捉え理解できる職員育ち。

⑦ 施設作りや自立に向けた利用者育ちへの理解と協力の構築等に向けて、職員と利用者そして保護者が共に手を繋ぎ、相互に一歩いっぽ努力していける法人作りをめざしていきたいと思っています。